黒夢について
みなさんの大半が興味の無い自語りとなるので了承ください。あと、ライブの内容についての仔細な振り返りでもないです。
わたしと清春との出会いは、たぶん14歳とかそのあたり。幼少の頃から音楽(及び関連装置)が大好きであったわたしは、小学校高学年より毎週のように通う場所があった。大野城市立図書館『まどかぴあ』。市民ならば、期限2週間で本10冊、CD3枚まで借りられる。当然無料。最寄りに積文館はあるが、図書館より遠いし、基本図書館でレンタルして、図書館に無いものは積文館、借りたCDはMDに焼く、というような感じで音楽ライフを送っていた。
そして、中学2年生ごろに黒夢『CORKSCREW』を借りた。1曲目『MASTURBATING SMILE』から『LAST PLEASURE』まで、ミドルチューンは2,3曲、他はBPM180オーバーの激しいナンバーに子供ながら衝撃を受け、聴き込んだ。そのアルバムは黒夢のラストアルバムであること、その後清春はSadsというバンドを始めるが、もうすでに活動休止であること、はその後ゆっくり知っていくのだが、とにかくその頃から今まで清春はわたしのロックのアイコンなのだ。
その黒夢がライブをやると聞いて、「遂にか…」と思った。遂にか、というのは『とうとう観れる日が来たのか』という意味も多少含むが、それ以上に『これが最後の機会だな』という意味で、そう思った。清春も人時も50代、復活のペースを考えると次は10年後。10年後、誰もが生きている保証は無いし、黒夢をやれる保証はもっと無い。わたしは祈る気持ちでチケットを取り、当日会場へ向かった。
会場に着いて思ったのは、その場にいる観客たちの年齢層が思ったより高いこと。清春ソロも観てるしファン層はある程度把握しているつもりだが、それより若干高い。あとはライブ慣れしていない感じの壮年男性が多い。なるほど、今の清春は追っていないが、黒夢リアタイ世代が喜びと懐かしさで来ている感じか。マーチ販売も窓口が10個ほどあって全く並ばずに買えた。前回のライブでは寒空の下30分超並んだので本当にありがたい。マーチの出来の良さも相変わらずで、特にスタッズシルエットのラババンが気に入った。連れが飲みたいというのであまり気が進まなかったが黒夢キッチンカーでホットコールドブリューを注文したところ、オリジナルコースターが付いて来た。カップの『黒夢』ステッカーも剥がせて、こういう細かいところにも清春のホスピタリティを感じる。このステッカー、どこに貼るかなー。
席は残念ながら最後方から3番目。まぁ良い、決して焦ってチケットを取った訳では無いし、PAに近いので却って全体像が掴めて良い。それに前の席は自分よりもっと熱心な人に譲りたい。
リハーサル期間も短いし、あまり9日とセトリは変わらないと予想していたが、3曲も9日にやっていない曲を出してきて驚いた。それ以上に、1曲目の『FAKE STAR』から当時のスピード感で放って来て、感動よりも唖然とした。決して批判では無いが、2010年版の黒夢(Sads)のようなドンシャリメタリック感は全く無く、当にMany SEX Yearsの再来という感じだった。ようやく観れた人時の直線的ながらもメロディックなベースラインもようやく体感出来た。アリーナだから少し心配はしたものの、PA陣は素晴らしい仕事をしていて、観客としては存分に良質な音を体験出来た。一方どうも清春自身は、音響トラブルか無くしもの(MCでボソッと)かで前半不機嫌だったらしいが、自分としてはピリピリした黒夢が観たかったので人時のベースソロ〜楽器隊セッションから中々清春がステージに出て来ないのを観てひとり喜んでいた。『MARIA』から本編ラストまでの怒涛のスピードチューンで畳み掛けるようすが2025年に観れるなんて、本当に最後なんだ、腕を振り上げ、シンガロングしながらも、どこか冷静な自分がいた。しかしそれも裏切られる。終演後に配られたビラにはCORKSCREW Zepp Tour 2025の文字が。清春さん、もう少し楽しませて頂きます。
念願のАпрелевский завод(Aprelevsky Plant)盤を手に入れた話。

最近レコード収集にハマっている。
例によってコロナ禍でズブズブといったわけだけど、以前からプレーヤーはあったしレコードも何枚か持っていた。何なら幼少の頃から祖父母宅でLPや7インチを回していた。
最近収集している主なジャンルはジャズ・クラシック等。今までなら手を出さない領域であった。それがなぜ今になって?と考えると正味なところ老いのせいかなと思う。つまらないと思っていたものが楽しいと感じてくる。嗜好の変化は良いことだと思う。だって30超えてV系聴いてたらイタいでしょ?いや今も普通に聴くんですけどね。
ジャズ・クラシックを聴く上で自分の中で大前提だと思うのはスピーカーで聴くこと。上等なアンプやプレーヤーは揃えなくていい、最低限Bluetoothでもいい。自分はイヤホン・ヘッドホンでは聴けない。音との距離を一定開けること大事だと思っています。
おすすめのレコードとかはまた気が向いたら書くとして、今日はずっと欲しかったレコードについて書こうと思いました。
それが上記のものです。
ただ、ソ連のレコードはすでに何枚か持ってるんですよ。
このレコードはまたそれらとは違うんですね。
他のレコードと並べてみます。

はい。
少し小さいんですよね。
レコードにお詳しい方なら『お?SP盤か?』と思われるでしょう。
しかしこれはLPです。正確に言うとSP盤の規格を変えないまま溝と材質だけLPしようにしたものです。日本などでも60年代までは10インチで色々出されてましたが、ラベルまでSPサイズで出していたのは Апрелевский Завод レーベル | リリース | Discogs だけじゃないでしょうか?
内容としてはショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第6番ト長調 Op. 101なんですが、録音・製造時期がdiscogsでは確認出来ず。(ちなみにdiscogsは音楽に特化したwikipedia&マーケットです。)
なんか手掛かりが無いものかと思案した結果、ジャケットで調査することにしました。
この時期のソ連盤は安価に大量に作るためか、はたまた音楽に芸術的な側面を持たせないためか、レコードごとにジャケットを作っておらず、単なるスリーブとしての役目だったようです。 装飾は様々なようで、『同じ柄のスリーブを大量に生産して、なくなったら都度新しい柄のスリーブを作っていた』という仮説を元に探しました。
が、見つかりません。
日本語はおろか、英語で手当たり次第検索してもebay等のリンクが見つかるだけでした。
それもそうか、ロシアの公用語はロシア語、キリル文字ですもんね。
ということで、改めてGoogle翻訳で英語をロシア語変換→検索したところ。
https://russian-records.com/details.php?image_id=45689&l=russian
あった、これだ。
どうやらこちらは『アプレレフスキー工場』で刷られたもののようです。
小豆色に黒字なので大変読み辛いですが、裏面にもなにか書かれていたようで、
『Подп. к печати 14/VI-57 г. Заказ 291. Тираж 1 000 000
Полиграфкомбинат, г. Калинин. пр. Ворошилова. 5.』
翻訳すると
『Subp。14 / VI-57、注文291を印刷します。発行部数1,000,000
ポリグラフプラント、カリーニン。ヴォロシロフアベニュー 五。』
……
所々よく分かりませんが、1957年6月14日に1,000,000部刷られたと読めます。
ということは、このレコードは1957年、もしくはそれ以降のもの?
色んな謎が解けて感激したのも束の間、おや?
ショスタコーヴィチってわりと最近の人だったはずです。

はい。

はい。
このレコードはショスタコーヴィチが初演した翌年に製造されたものみたいですね。
え?やばくね?
ほぼショスタコーヴィチの新曲として刷られたものじゃん。
下手したらこれ初演入ってるかもしれないぞ。
感動通り越して寒気がしました。
実はこのレコード購入額¥1,000切ってるんですが、金では手に入らないものを手に入れた感じがします。
丁寧にクリーニングして、有り難く聴いています。
録音時期がいつなのか分かったら追記します。
レコードを聴かない人、もし部屋にスペースがあったらこの際聴きましょう。
では。
[2021/03/07 追記]
ネットの情報のため憶測にすぎないのですが、
Beethoven Quartetの非公式サイトによると初演から一週間後のものみたいです。
あとdiscogsには記載がなかったのですが どうやらジャケットが存在するみたいです。
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